第28回 全国和牛能力共進会inながさきレポート1日目
良田「今回のブログは、昨年10月に長崎にて行われた『第10回全国和牛能力共進会~和牛の祭典inながさき』のレポートだ!」
林檎「わたしとおっぱいさんの二人で『全共』に行ってきます!」
『全国和牛能力共進会』とは――(大会パンフレットより抜粋)
5年に一度、全国から優秀な和牛を一堂に集め、日本一の座を競う大会です。
和牛らしい体型や品位などを競う「種牛の部」と、和牛の肉質・肉量を競う「肉牛の部」の2部門があり、今回は各道府県から選抜されたスーパーエリート牛480頭が出品されます。
審査結果が今後のブランド化に大きく影響するため、和牛関係者は各道府県の威信を懸けて大会に臨みます。
30万人以上の来場者が見込まれる本大会は佐世保をPRする絶好の機会。和牛に親しむコーナーや全国のブランド牛の試食など、楽しいイベントもたくさんありますので、ぜひご来場ください。
中部国際空港から長崎空港へ
国内線は高校の修学旅行以来・・・そのときも長崎でした
林檎「あの飛行機に乗るの?」
良田「そうだ。長崎まではだいたい1時間。岐阜から空港まで行く方が長いくらいだな」
林檎「機内で『ばらかもん』を読んで予習しないと・・・」
すぐ長崎に到着します。島いっぱい!
林檎「空港に着いたけど・・・会場はハウステンボスなのよね? どうやって行くの?」
良田「心配するな! 至る所に案内が出ている!」
空港は和牛一色!
林檎「まさに県を挙げてのモープッシュね・・・牛だけに!」
良田「ハウステンボスまでの移動手段は、バスと電車と船があるそうだ」
林檎「ふね!? 乗りたい!」
良田「うむ。ここは船に乗ってみるか」
岐阜には海がないのでテンション上がります
これに乗ります
波を立てて走ります。速い!
ハウステンボスが見えてきました!
到着です! ワン●ースが修学旅行生に大人気
林檎「けっこう楽しかった」
良田「さて、ハウステンボスに到着したのはいいが・・・どうやら全共の会場は反対側らしい」
林檎「バスに乗って移動します」
道には子どもたちが描いた牛の絵をプリントした幟が
第一和牛関係者、発見!
林檎「おっぱいさん、あれ!」
良田「ぬう! 見紛う事なき『牛』の文字・・・!」
牛を搬入するゲート。トラックで運ばれてきます
来賓の偉い人達。後ろに見えるのはホテルオークラ
アドバルーンも飛んでます
そして・・・牛!!
良田「どうやらここが会場のようだな!」
林檎「テントがいっぱいで、ロックフェスみたいなことになってる・・・」
良田「共進会のメイン会場に加え、牛の待機場所、堆肥置き場、各道府県の出品ブース、企業のブース、飲食ブースなど、数え切れないほどの団体が詰めかけているからな!」
買ったお肉を焼いて食べられます
超うまそう!
1日目なのに人がいっぱい
こういう格好の人であふれています
各県の和牛PRブース。クリアファイルとかがもらえます
ステージイベントも大盛況!
お約束、餅つき大会!
牛のお姉さんによるリサイタル。牛乳飲め!
鍛冶屋さんのブース。農具がいっぱい!
牛が待機しているテント群。ここに480頭もの牛が・・・
良田「さて、我が岐阜県の選手たちはどこに・・・?」
林檎「おっぱいさん飛騨牛! 飛騨牛!」
良田「よく見つけた! 岐阜県のブースは近いぞ!!」
背中に書かれた「飛騨牛」の文字
普段は高山の畜産研究所に置いてあるきぐるみです
CDやキーホルダーなども販売してます
良田「実はこの長崎全共には、岐阜県から高校生たちが特別招待されている!」
林檎「わたしたち『どうちょけん』のモデルになってる生徒さんたちなのよね?」
良田「そうだ! そしてこの全共という大舞台で『牛の碁盤乗り』を披露するのだ!!」
『高等調教技術「碁盤乗り」の実演について』――(大会パンフレットより抜粋)
和牛の調教技術は、和牛が農用牛として、田畑を耕し、荷車を引いていた時代に、日常の管理を行いやすくするために生まれました。
牛と人とが一緒に作業を行うなかで、牛によい習慣をつけさせ、悪い癖を直し、人との信頼関係を築くことが重要だったからです。
調教において、もっとも重要なのは、牛に温かく接することだと言われています。
愛情をもって牛とコミュニケーションをとり、言葉を話せない牛の立場にたって物事を考え、牛の気持ちを察してやることが、なによりも大切です。
細い手綱一本で牛を動かす調教技術は、家族の一員として、大切に和牛を扱ってきた我が国の歴史と文化が育んだ独特の技術であると言えます。
本大会においても、牛の持ち手が手綱一本で、出品牛を歩かせたり、じっと立ち止まらせたりする姿を見ていただくことができます。
このような前進、停止、後退、左廻りなどの技術は、「基本調教」と呼ばれます。
「基本調教」よりもレベルの高い調教技術が、岡山県で生まれた「高等調教」です。
「高等調教」には、碁盤の大きさの台の上に牛が乗る「碁盤乗り」、細い板の上を歩かせる「橋渡り」、前脚を折って頭を下げる「敬礼」などがあります。
なかでも「碁盤乗り」は高等調教の代表的な技術で、縦約45センチメートル、横約42センチメートル、高さ約30センチメートルの台の上に、牛の四本の肢を乗せ、静止させる技術です。
小さな台の上に乗ったままじっとしていることは、牛にとって大変難しく、日頃の訓練と、人との信頼関係がなくてはできないものです。
その姿からは、穏やかで優しい和牛の性質と、人との絆を見ることができます。
高等調教の技術は、時代とともに継承者も少なくなり、現在では忘れ去られようとしています。
岡山県立新見高等学校、岐阜県立加茂農林高等学校では、学校で飼育している和牛とともに「碁盤乗り」の継承と習得に取り組んできました。
今大会では、新見高等学校、加茂農林高等学校の御協力を得て、「消費者セレモニー」において、その技術を実演いただくことになりました。
本大会のテーマである「和牛維新! 地域で伸ばそう生産力 築こう豊かな食文化」のもと、和牛の歩いてきた歴史に思いを馳せ、和牛と人との絆の深さ、そして和牛の魅力を、ぜひご確認いただきたいと思います。
良田「見ろ木下林檎! あそこに見えるオレンジの上着と実習服は、まごうことなき農林生徒!」
林檎「これから何をしに行くのかしら?」
岐阜県選手団のユニフォームに着替えます
明日の碁盤乗りをPRするため、ビラ配り!
岡山の新見高校の生徒さんと一緒です
何の予告もせず長崎まで追いかけていったので、かなり驚かれました
良田「うむうむ。皆さん明日に向けて頑張っておられるな!」
林檎「本番は明日なのよね? 今日はこれから何をやるの?」
良田「今日は牛の体高・体重測定のみで、審査は明日からとなる。残念なことに計測は非公開なのだが・・・」
林檎「じゃあ、ちょっと会場を見て回っていい?」
良田「そうするか」
メイン会場『競いのエリア』。全天候に備えています!
中はすごく広いです。土が敷き詰めてあります
正面に偉い人が座ります
入場口の上にはオーロラビジョンが!
ちゃんと計測できるよう、細心の注意が払われています
ステージで行われている『龍踊り』。長崎名物です
地元高校の生徒さんたちがスタッフとして活躍!
大会マスコットの『かさべこくん』。奥様たちに大人気!
牛の絵や写真のコンテストも
次回、宮城全共のPRもしています
オリジナルトートバッグをもらいました。これは嬉しい!
上州牛。かわいい
屋台とかいっぱい
角煮まん。長崎の角煮マジうまい。
これからは畜産もITの時代です
農協ブース。かなり大きいです
長靴も売っています。オシャレ!
ヤンマーさん。巨大な機械がいっぱい
一番左のやつを買いました
展示スペース。万博を思い出します
鹿児島県のブース。ギュージンガーブラック!!
ゆるきゃらいっぱい!
ゆるきゃらいっぱい!!
ゆるきゃらいっぱい!!!
ゆるきゃらいっぱい!!!!
ゆるきゃ・・・ちょっと違いますね
長崎の市町村ブースです
やなせたかし先生がデザインしています
コーベビーフがタダで食えるブース。並ぶっきゃない!
みんな30分前くらいから並んでます
う、うまそう!
口の中でとろけます・・・
ステージで踊る佐世保出身のグループ『男の浪漫』の皆さん
九州のEXILEという感じ
良田「どうだ木下林檎? 楽しいか?」
林檎「すごいたのしい!! やばい!!」
良田「そうだろうそうだろう。しかも今日は・・・なんとハウステンボスにも格安で入ることができるのだ!」
林檎「やばいっ!!」
高校の修学旅行以来です。そのときは雨が降ってました
良田「おお・・・まるで日本ではないみたいだな!」
林檎「おっぱいさん風車! あそこ風車!!」
※実際にはおっさんが一人で歩いています
※実際にはおっさng
こんなガンダムいましたね
林檎「はあ・・・楽しかった・・・」
良田「ふむ、いい時間だな。そろそろ牛の計測が始まっているから、ちょっと見に行くか」
林檎「非公開なんじゃないの?」
良田「審査会場には入れないが、待機している牛を見ることはできる」
ここでちゃんと消毒してから入ります
いっぱい牛がいる・・・!
中はこんな感じ。ちゃんと牛舎してます
牛。かわいい
テレビの取材もいっぱい来ています!
県外からも。ファイト! 宮崎
横断幕がいっぱい
まるでインターハイみたいな
陸上競技の大会もこんな感じでした
あゆり号押し
牛を洗うスペースもあります
調教スペース
明日に備えて、調教訓練!
右旋回! らくらくこなします
壁紙にどうぞ・・・
そろそろ体重測定が始まります!
待機中。地元長崎から始まります
ギリギリまでブラッシング
腹の毛をカットします
虫が寄らないようにキンチョール常備
蹄もピカピカです
うんこキャッチャー。テニスラケットにバケツを突っ込んだもの
こういうタイプもあります
いわて牛の行進
オシャレな北海道
岐阜県も負けてません
愛知県みかわ牛
和牛維新! 広島牛
しまね和牛
三戸・田子牛! 特攻服っぽくてかっこいい
これぞ土佐の赤牛! 黒毛和牛だらけの中、異彩を放っています
隣で見ていた女性の畜産家さんが「可愛すぎて食べられない・・・」確かに
良田「ううむ、どうも計測が長引いているようだな・・・牛にストレスがかからないか心配だが・・・」
林檎「(うと・・・うと・・・)」
良田「ん? 疲れたのか?」
林檎「ちょっと・・・」
良田「本番は明日だからな。今日は早めに宿に入って、英気を養うか」
夕暮れのハウステンボス。幻想的な雰囲気です
ハウステンボスのすぐ近くに駅があります。便利
さらばハウステンボス。また明日・・・
みんなこんな格好で電車乗っちゃいます。これもPR活動!
電車が青い!
中はこんな感じでした
長崎の田んぼ
瓦屋根の家が多い印象。台風が多いからでしょうか?
海が近くにあって羨ましいです・・・
次回は大会2日目の様子をお伝えします。
更新は2月4日を予定しています。
by thurinus
| 2013-01-14 21:00
| SS
若旦那の中に(袋の中が作者)
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