第60回 アニ×サカ 接触篇
林檎「アニ×サカ?」
農「アニメとサッカーのコラボやら!」
林檎「それ去年もやった」
農「やったねー。ちなみに去年はこんな感じやったけど」
アニメあり、農業高校あり、サッカーあり
スタジアムで牛の碁盤乗り
ふれあい動物園
農業高校生が手づくりしたコラボアイスクリーム
東濃弁によるスタジアムDJ
農「ほんでも今年は一味違うやら!」
林檎「なにがちがうの?」
農「ふっふっふ・・・今でこそJリーグでも珍しないアニメとのコラボやけど、何と今年は3チームが合同で行います!!」
林檎「ごうどう!?」
農「ほれが『アニ×サカ』! アニメとサッカーのコラボを極限まで追求した新しい企画やら!」
林檎「ごうどう・・・って、どんな感じになるの?」
農「まず、今までのコラボは、各クラブが自分のホームゲームで単発的にコラボをしとったよね?」
林檎「そうね。去年は長良川競技場でFC岐阜だけコラボしてて相手チームはポカンってしてた」
農「まあ、こっちのチームのお客さんもポカンとしとりゃーたけど・・・何と今年はアウェーのチームもアニメとコラボ! つまり1つの試合で2つのアニメが楽しめるわけやね!!」
林檎「アニ×サカがやってるスタジアムに行くと、のうりんの他にも、コラボしてるアニメのコラボグッズが買えたりするわけ?」
農「ほーゆーことやね!」
林檎「で、どこのクラブが何のアニメとコラボするの?」
農「まずはFC岐阜! これは去年に引き続き、あたしんたぁ『のうりん』がコラボさせていただきまっす!!」
林檎「ありがたやありがたや」
農「そして稲城市を拠点とする東京ヴェルディは『甘城ブリリアントパーク』!」
林檎「アニメ評論家の人が副業で主将をやってるチームよね?」
農「ほら1ゴール決めるとフィギュアが1体もらえる契約をコトブキヤさんと結んどりゃーすけども」
林檎「じゃあラモス繋がり?」
農「ほーゆー縁はあるかもしれんけど。クラブカラーも同じ緑やし」
林檎「アニメの血が流れている。時は来た」
農「しかも『甘城ブリリアントパーク』の原作者の賀東先生はあの名作高山アニメ『氷菓』のシリーズ構成をしとりゃーすもんで、岐阜にゆかりのある御方やら!」
林檎「名誉岐阜県民になってもらいましょう」
農「『一度でも岐阜を通過したら岐阜県民』みたーな条例を作るべきやと思うんやけど」
林檎「リニアや東海道新幹線に乗ると岐阜県民になれるわね」
農「ほんで水戸ホーリーホックは『ガールズ・アンド・パンツァー』とコラボ! これはおそらくJリーグで最も有名なコラボやら!」
林檎「力の入れようがちょっと違うわね・・・」
農「ほのコラボが、今年は岐阜にも来てくれるんやね!」
林檎「ちなみにガルパンの水島監督は、のうりんのアニメ化を希望していたという噂も」
農「名誉岐阜県民やね」
林檎「つまり全て岐阜に所縁のある作品ということに」
農「日本の真ん中やでねー」
農「ほんで、こちらがコラボマッチの日程になります」
林檎「岐阜で試合があるのは5月31日と7月8日・・・7月の試合は平日じゃない?」
農「お仕事帰りにお寄りいただければと思うんやけど、メインとゆーか、盛り上がるのは5月31日になりそーやね」
林檎「日曜のナイトゲーム。イベントを詰め込むには最適な日程ね」
農「去年はどどんと農業高校が来てくれやーたり、献血があったり作者の講演があったりしたけど、今年はまだどんなイベントが行われるかとかは発表されとりません。もうちょっとお待ちください」
林檎「でも何となく聞いてるんでしょ?」
農「ほーやねー。とりあえず加茂農林高校では去年を上回るコラボを行う用意がある・・・とだけは」
林檎「去年のコラボでは加茂農林の持つ力の半分も出してなかったから。本気出したらもっとすごいから」
農「あと、グッズに関しては『FC岐阜×のうりんコラボユニフォーム』が既に予約受付中やら!」
林檎「去年はコラボTシャツだったけど、今年はコラボユニに昇格!」
農「これを着たまんまスタジアムに来ても移動中恥ずかしくない程度にさりげなくあたしんたぁアニメキャラが配されとる、絶妙なデザインやら!」
林檎「人気のある襟付きユニフォームで、しかも今年のFC岐阜正式ユニフォームと完全に同じ生地なのよね?」
農「今年のガラは凝っとるでねー。関ヶ原の合戦をイメージした戦国デザインやら!」
よく見ると戦国時代
林檎「こちらは期限付きの予約商品なので、4月10日の15時までにFC岐阜通販サイトでご購入をお願いします」
FC岐阜オフィシャルオンラインショップ『ぎふコレ!』
農「今年は配送が試合に間に合わんなんてことがないように、余裕持ってご予約を受け付けております! ぜひ当日はこれを着て長良川メモリアル競技場にお越しください!!」
林檎「で、もうアニ×サカは始動してるのよね? 他の試合はどんな感じなの?」
農「味スタで行われた甘ブリのホームゲームは、コスプレありコラボグルメありポン・・・モッフルありの楽しい試合になったみたーやよ!」
林檎「じゃあ5月31日はお客さんで満員ね! 1万5000人くらい来るんじゃない?」
農「・・・・・・」
林檎「どうしたの? 来ないの?」
農「実際にスタジアムに行ってサポーターさんたぁと話しとると、意外とみんなコラボマッチの存在を知らへんもんで・・・」
林檎「まあ、サッカーファンにとってはまだまだ縁遠い話題よね。急にアニメとコラボっていわれても」
農「ほんでも今年はサッカーファンとアニメファンが一緒に楽しめるように何とかやれんもんかといろいろ考えとるんやけどねぇ。っていうか、アニメとのコラボがなぁてもサッカーの試合って楽しめるんやよ?」
林檎「普段のFC岐阜の試合ってどんな感じなの?」
農「ほんならちょっと、FC岐阜のホーム開幕戦の様子を見てみよか!」
林檎「まずは高山線に乗ってJR岐阜駅に到着。バス乗り場へ行きます」
農「しかも今年はラモスバスもあるやら!」
林檎「岐阜バスがんばった」
農「目的地のメモリアルセンターは岐阜のスポーツのメッカ! JR岐阜駅からバスで行くんやけど、岐阜県最大のアーケード街である柳ヶ瀬とか、岐阜城のある岐阜公園の前を通ったり、長良川を渡ったりと、岐阜の街を満喫しつつバスで行けるんやね!」
悠久なる長良川の流れの向こう側にスタジアムが見えます・・・
林檎「とうちゃく~」
農「まず今日の試合の見どころとか、FC岐阜の動向を確認するために『岐大通』をゲットせんならん」
林檎「ぎだいどおり?」
農「これやて!」
これ一枚で今日の試合の見どころが全部わかる『岐大通』
農「正式名称は『FC岐阜大好き通信』! 試合開始前に、こうして配布しとりゃーすんやね」
林檎「この人が作ってるの?」
農「そう! サポーターの人んたぁが記事の執筆から印刷、配布まで全て自分たーでやっとりゃーすんやよ」
林檎「すごい!」
農「選手や監督も読んどって、時には大きく拡大コピーされて貼り出されたりもしたことがあるんやて。ほんでも作っとる人んたぁは、あくまでもクラブとは一定の距離を取って活動をしとりゃーすの」
林檎「寄りすぎず、離れすぎず、適度な距離感を保ってるのね」
農「サッカーの応援曲(チャント)や掛け声(コール)をわかりやすく記した表も入っとるもんで、これ一枚あれば今日の試合はバッチリ楽しめるやら!」
林檎「試合の時刻が迫ってきて、スタジアムの中に入ったけど・・・アニメファンがサッカーに来るのって、ちょっと場違いじゃない?」
農「ほんなことあらへんよ? ほれ、あれを見てみやあ!」
林檎「アニメの旗!?」
アニメコラボフラッグがスタジアムに翻る。この日は織田信奈!
農「この旗を作っとりゃーすのが、サポーターのRINさんやら」
RINさん「どうも!」
林檎「こういうのって他のチームでもやってるの?」
RINさん「最初は北九州だったと思います。イカ娘のコラボで『ギラ娘』とか作ってきてて」
農「ほれはオフィシャルっていうか、アニメとサッカーに関連性があるわけやなかったんやよね?」
RINさん「そうですね。イカ娘の舞台は神奈川ですから」
林檎「それを見てアニメとコラボしたフラッグを作ろうって思ったの?」
RINさん「はい。岐阜はアニメの舞台になった作品って、いっぱいあるんですよ。だから最初は織田信奈で。ここからは岐阜城も見えますし(笑)」
農「RINさんは美濃加茂市で行われた『のうりん先行上映会』にも来てくれやーたんやよ!」
林檎「放映中はのうりんフラッグも作ってくれて、コラボマッチの時は大量のフラッグで応援してくれたのよね!」
昨年のコラボマッチにて
RINさん「Jリーグの広報の方も写真を撮って記事に取り上げてくれたし、岐阜サポのみんなも理解してくれていますね。色んな応援の仕方があっていいと思います」
林檎「サッカーファンは懐が広い」
農「もちろん普通の旗もあるんやよ? この人がいつも振っとりゃーすけど」
大きな旗の振り方を実演してくださっています。この躍動感!
林檎「・・・普通?」
農「この人が被っとりゃーすのは、FC岐阜応援マスコットの『プリニー』やね」
林檎「ディスガイアだ!」
農「ちなみに関東から鈍行列車に乗って毎試合岐阜まで来ておられます」
林檎「そこまで岐阜を愛してるの!?」
ゆかたんリストバンドを巻いて頑張る
農「岐阜県には今まで地元のプロスポーツチームってのがね? 野球はドラゴンズやし・・・」
林檎「スポーツ王国岐阜なのに・・・」
農「やもんでFC岐阜ができたとき、全国に散っとった岐阜の人々が立ち上がり、一つになったんやね!」
試合開始前やハーフタイムには楽しい催し物も
話題の岐阜バスマスコット「あゆか」ちゃんも!
林檎「観戦中はどこで見てもいいの?」
農「メモリアルでFC岐阜を応援するならホーム側。どこで応援しても楽しいけど、バック自由席で声を出すと気持ちがええやら!」
林檎「中学校の体育祭みたいな感覚で応援できるのね。簡単で楽しい!」
農「できれば緑っぽい服を着て来ると、一体感を味わえるねぇ」
タオルもあるともっと楽しめます! もちろんスタジアムで買えます(^^)
チャントはわかりやすいので周りのマネをすれば大丈夫! コールリーダーに注目!!
林檎「でも、ぜんぜん知らない人たちの中に一人で入っていくのってハードル高い・・・」
農「ガチなサポーターの皆さんも、お互いの本名を知らんなんてことはザラやら」
林檎「みんな会えるのはスタジアムだけ。だからこそ、ここでは日常を忘れて楽しめるのかも?」
農「特に岐阜サポの皆さんは、厳しい時代が長かったこともあって、少しでもチームを盛り上げようという強い気持ちを持っとりゃーすもんでね。応援する人を拒むことは絶対にあらへんて。どんな形でも応援する気持ちを持ってくれとったら優しく受け容れてくれるやら」
林檎「こういう人もいる」
農「Ggreenさん! Ggreenさんやないの!」
林檎「どうしてそんな格好してるの?」
Gさん「これですか? 実はFC岐阜ってマスコットみたいなのがいなかったんですよ。だから自分で何かできないかと思って、ドンキで材料を買ってきて」
林檎「ドンキで!?」
農「あそこやね。柳ヶ瀬のあの、金公園の近くの・・・」
Gさん「でもまあこの格好で来た直後に、ミナモがレンタルマスコットに採用されちゃったんですけどね(笑)」
林檎「さっそく存在意義が・・・」
気さくに写真撮影に応じてくれるGgreenさん。普通に喋ってくれます
農「ほ、ほんでもあれやら? 今でも続けとりゃーすってことは、サポーターの反応もよかったってことやら?」
Gさん「ええ、好評ですよ。子供さんとか凄く喜んでくれて」
農「ほっ・・・」
Gさん「でも、子供って飽きっぽいじゃないですか? だから最初は喜んでくれるんですけど、試合が終わる頃にはもう飽きられてて・・・」
林檎「飽きられるの早ッ!」
農「『次の試合には』とかやないんやね。もうその試合のうちに飽きられてまうんやね・・・」
Gさん「だから常に新しい物は取り入れるようにしていますね。たとえばこのツノとか、光るんですけど」
林檎「ほんとだ!!」
Gさん「ベルトのバックルもね。光るんですよ。LEDで」
農「少しずつ改良を重ねることで、今の姿があるんやね」
林檎「じゃあ5月31日はこの『のうりん』グッズでパワーアップしてきてください」
Gさん「わかりました」
パワーアップパーツを受け取ってくれるGgreenさん
みんなと一緒に片付けをするGgreenさん。等身大のヒーローです
林檎「はー・・・声も出してスッキリ」
農「試合が終わって選手たちがスタジアムから姿を消してからも、サポーターやボランティアの人んたぁはゴミ拾いをしたり、横断幕や旗を片づけたりと、やることがいっぱいあるんやよ?」
林檎「えらい!」
農「サッカーの試合は、こうしたサポーターやボランティアの人んたぁがおって初めて行えるんやね。やもんでゴミの分別とか、可能な限り協力してもらえると嬉しいです」
林檎「片づけた横断幕とかはどうするの?」
農「こんな感じで箱に入れて、持って帰るんやね」
林檎「持ち帰った人が保管して、次の試合に持って来るの?」
農「ほーです。雨に濡れたら近所の公園とかに広げて乾かさなかんし」
林檎「乾かすんだ!? 平日でしょ!?」
農「やもんで、仕事の始まる前とか、昼休みとかに・・・」
林檎「大変ね・・・」
農「アウェイの試合の前には、誰がどの旗とか横断幕とか持って行くか、試合後に集まって相談したりするんやよ?」
林檎「サッカーって、いろんな人に支えられてるのね・・・」
農「テレビやネットで中継を見るだけやと、こーいった面白さは味わえんでね! ぜひ5月31日は長良川メモリアル競技場に足をお運びください!!」
林檎「他のアニ×サカの試合もよろしく~」
農「4月11日は味スタで東京ヴェルディ対FC岐阜のコラボマッチがあるでね!!」
詳しいイベント内容はこちら
話題の岐阜バスマスコットあゆかちゃんと会えるのはFC岐阜の試合だけ!
4月11日は作者も味スタへ応援に行きます!
次回更新は5月10日頃を予定しています。
農「アニメとサッカーのコラボやら!」
林檎「それ去年もやった」
農「やったねー。ちなみに去年はこんな感じやったけど」
アニメあり、農業高校あり、サッカーあり
スタジアムで牛の碁盤乗り
ふれあい動物園
農業高校生が手づくりしたコラボアイスクリーム
東濃弁によるスタジアムDJ
農「ほんでも今年は一味違うやら!」
林檎「なにがちがうの?」
農「ふっふっふ・・・今でこそJリーグでも珍しないアニメとのコラボやけど、何と今年は3チームが合同で行います!!」
林檎「ごうどう!?」
農「ほれが『アニ×サカ』! アニメとサッカーのコラボを極限まで追求した新しい企画やら!」
林檎「ごうどう・・・って、どんな感じになるの?」
農「まず、今までのコラボは、各クラブが自分のホームゲームで単発的にコラボをしとったよね?」
林檎「そうね。去年は長良川競技場でFC岐阜だけコラボしてて相手チームはポカンってしてた」
農「まあ、こっちのチームのお客さんもポカンとしとりゃーたけど・・・何と今年はアウェーのチームもアニメとコラボ! つまり1つの試合で2つのアニメが楽しめるわけやね!!」
林檎「アニ×サカがやってるスタジアムに行くと、のうりんの他にも、コラボしてるアニメのコラボグッズが買えたりするわけ?」
農「ほーゆーことやね!」
林檎「で、どこのクラブが何のアニメとコラボするの?」
農「まずはFC岐阜! これは去年に引き続き、あたしんたぁ『のうりん』がコラボさせていただきまっす!!」
林檎「ありがたやありがたや」
農「そして稲城市を拠点とする東京ヴェルディは『甘城ブリリアントパーク』!」
林檎「アニメ評論家の人が副業で主将をやってるチームよね?」
農「ほら1ゴール決めるとフィギュアが1体もらえる契約をコトブキヤさんと結んどりゃーすけども」
林檎「じゃあラモス繋がり?」
農「ほーゆー縁はあるかもしれんけど。クラブカラーも同じ緑やし」
林檎「アニメの血が流れている。時は来た」
農「しかも『甘城ブリリアントパーク』の原作者の賀東先生はあの名作高山アニメ『氷菓』のシリーズ構成をしとりゃーすもんで、岐阜にゆかりのある御方やら!」
林檎「名誉岐阜県民になってもらいましょう」
農「『一度でも岐阜を通過したら岐阜県民』みたーな条例を作るべきやと思うんやけど」
林檎「リニアや東海道新幹線に乗ると岐阜県民になれるわね」
農「ほんで水戸ホーリーホックは『ガールズ・アンド・パンツァー』とコラボ! これはおそらくJリーグで最も有名なコラボやら!」
林檎「力の入れようがちょっと違うわね・・・」
農「ほのコラボが、今年は岐阜にも来てくれるんやね!」
林檎「ちなみにガルパンの水島監督は、のうりんのアニメ化を希望していたという噂も」
農「名誉岐阜県民やね」
林檎「つまり全て岐阜に所縁のある作品ということに」
農「日本の真ん中やでねー」
農「ほんで、こちらがコラボマッチの日程になります」
林檎「岐阜で試合があるのは5月31日と7月8日・・・7月の試合は平日じゃない?」
農「お仕事帰りにお寄りいただければと思うんやけど、メインとゆーか、盛り上がるのは5月31日になりそーやね」
林檎「日曜のナイトゲーム。イベントを詰め込むには最適な日程ね」
農「去年はどどんと農業高校が来てくれやーたり、献血があったり作者の講演があったりしたけど、今年はまだどんなイベントが行われるかとかは発表されとりません。もうちょっとお待ちください」
林檎「でも何となく聞いてるんでしょ?」
農「ほーやねー。とりあえず加茂農林高校では去年を上回るコラボを行う用意がある・・・とだけは」
林檎「去年のコラボでは加茂農林の持つ力の半分も出してなかったから。本気出したらもっとすごいから」
農「あと、グッズに関しては『FC岐阜×のうりんコラボユニフォーム』が既に予約受付中やら!」
林檎「去年はコラボTシャツだったけど、今年はコラボユニに昇格!」
農「これを着たまんまスタジアムに来ても移動中恥ずかしくない程度にさりげなくあたしんたぁアニメキャラが配されとる、絶妙なデザインやら!」
林檎「人気のある襟付きユニフォームで、しかも今年のFC岐阜正式ユニフォームと完全に同じ生地なのよね?」
農「今年のガラは凝っとるでねー。関ヶ原の合戦をイメージした戦国デザインやら!」
よく見ると戦国時代
林檎「こちらは期限付きの予約商品なので、4月10日の15時までにFC岐阜通販サイトでご購入をお願いします」
FC岐阜オフィシャルオンラインショップ『ぎふコレ!』
農「今年は配送が試合に間に合わんなんてことがないように、余裕持ってご予約を受け付けております! ぜひ当日はこれを着て長良川メモリアル競技場にお越しください!!」
林檎「で、もうアニ×サカは始動してるのよね? 他の試合はどんな感じなの?」
農「味スタで行われた甘ブリのホームゲームは、コスプレありコラボグルメありポン・・・モッフルありの楽しい試合になったみたーやよ!」
林檎「じゃあ5月31日はお客さんで満員ね! 1万5000人くらい来るんじゃない?」
農「・・・・・・」
林檎「どうしたの? 来ないの?」
農「実際にスタジアムに行ってサポーターさんたぁと話しとると、意外とみんなコラボマッチの存在を知らへんもんで・・・」
林檎「まあ、サッカーファンにとってはまだまだ縁遠い話題よね。急にアニメとコラボっていわれても」
農「ほんでも今年はサッカーファンとアニメファンが一緒に楽しめるように何とかやれんもんかといろいろ考えとるんやけどねぇ。っていうか、アニメとのコラボがなぁてもサッカーの試合って楽しめるんやよ?」
林檎「普段のFC岐阜の試合ってどんな感じなの?」
農「ほんならちょっと、FC岐阜のホーム開幕戦の様子を見てみよか!」
林檎「まずは高山線に乗ってJR岐阜駅に到着。バス乗り場へ行きます」
農「しかも今年はラモスバスもあるやら!」
林檎「岐阜バスがんばった」
農「目的地のメモリアルセンターは岐阜のスポーツのメッカ! JR岐阜駅からバスで行くんやけど、岐阜県最大のアーケード街である柳ヶ瀬とか、岐阜城のある岐阜公園の前を通ったり、長良川を渡ったりと、岐阜の街を満喫しつつバスで行けるんやね!」
悠久なる長良川の流れの向こう側にスタジアムが見えます・・・
林檎「とうちゃく~」
農「まず今日の試合の見どころとか、FC岐阜の動向を確認するために『岐大通』をゲットせんならん」
林檎「ぎだいどおり?」
農「これやて!」
これ一枚で今日の試合の見どころが全部わかる『岐大通』
農「正式名称は『FC岐阜大好き通信』! 試合開始前に、こうして配布しとりゃーすんやね」
林檎「この人が作ってるの?」
農「そう! サポーターの人んたぁが記事の執筆から印刷、配布まで全て自分たーでやっとりゃーすんやよ」
林檎「すごい!」
農「選手や監督も読んどって、時には大きく拡大コピーされて貼り出されたりもしたことがあるんやて。ほんでも作っとる人んたぁは、あくまでもクラブとは一定の距離を取って活動をしとりゃーすの」
林檎「寄りすぎず、離れすぎず、適度な距離感を保ってるのね」
農「サッカーの応援曲(チャント)や掛け声(コール)をわかりやすく記した表も入っとるもんで、これ一枚あれば今日の試合はバッチリ楽しめるやら!」
林檎「試合の時刻が迫ってきて、スタジアムの中に入ったけど・・・アニメファンがサッカーに来るのって、ちょっと場違いじゃない?」
農「ほんなことあらへんよ? ほれ、あれを見てみやあ!」
林檎「アニメの旗!?」
アニメコラボフラッグがスタジアムに翻る。この日は織田信奈!
農「この旗を作っとりゃーすのが、サポーターのRINさんやら」
RINさん「どうも!」
林檎「こういうのって他のチームでもやってるの?」
RINさん「最初は北九州だったと思います。イカ娘のコラボで『ギラ娘』とか作ってきてて」
農「ほれはオフィシャルっていうか、アニメとサッカーに関連性があるわけやなかったんやよね?」
RINさん「そうですね。イカ娘の舞台は神奈川ですから」
林檎「それを見てアニメとコラボしたフラッグを作ろうって思ったの?」
RINさん「はい。岐阜はアニメの舞台になった作品って、いっぱいあるんですよ。だから最初は織田信奈で。ここからは岐阜城も見えますし(笑)」
農「RINさんは美濃加茂市で行われた『のうりん先行上映会』にも来てくれやーたんやよ!」
林檎「放映中はのうりんフラッグも作ってくれて、コラボマッチの時は大量のフラッグで応援してくれたのよね!」
昨年のコラボマッチにて
RINさん「Jリーグの広報の方も写真を撮って記事に取り上げてくれたし、岐阜サポのみんなも理解してくれていますね。色んな応援の仕方があっていいと思います」
林檎「サッカーファンは懐が広い」
農「もちろん普通の旗もあるんやよ? この人がいつも振っとりゃーすけど」
大きな旗の振り方を実演してくださっています。この躍動感!
林檎「・・・普通?」
農「この人が被っとりゃーすのは、FC岐阜応援マスコットの『プリニー』やね」
林檎「ディスガイアだ!」
農「ちなみに関東から鈍行列車に乗って毎試合岐阜まで来ておられます」
林檎「そこまで岐阜を愛してるの!?」
ゆかたんリストバンドを巻いて頑張る
農「岐阜県には今まで地元のプロスポーツチームってのがね? 野球はドラゴンズやし・・・」
林檎「スポーツ王国岐阜なのに・・・」
農「やもんでFC岐阜ができたとき、全国に散っとった岐阜の人々が立ち上がり、一つになったんやね!」
試合開始前やハーフタイムには楽しい催し物も
話題の岐阜バスマスコット「あゆか」ちゃんも!
林檎「観戦中はどこで見てもいいの?」
農「メモリアルでFC岐阜を応援するならホーム側。どこで応援しても楽しいけど、バック自由席で声を出すと気持ちがええやら!」
林檎「中学校の体育祭みたいな感覚で応援できるのね。簡単で楽しい!」
農「できれば緑っぽい服を着て来ると、一体感を味わえるねぇ」
タオルもあるともっと楽しめます! もちろんスタジアムで買えます(^^)
チャントはわかりやすいので周りのマネをすれば大丈夫! コールリーダーに注目!!
林檎「でも、ぜんぜん知らない人たちの中に一人で入っていくのってハードル高い・・・」
農「ガチなサポーターの皆さんも、お互いの本名を知らんなんてことはザラやら」
林檎「みんな会えるのはスタジアムだけ。だからこそ、ここでは日常を忘れて楽しめるのかも?」
農「特に岐阜サポの皆さんは、厳しい時代が長かったこともあって、少しでもチームを盛り上げようという強い気持ちを持っとりゃーすもんでね。応援する人を拒むことは絶対にあらへんて。どんな形でも応援する気持ちを持ってくれとったら優しく受け容れてくれるやら」
林檎「こういう人もいる」
農「Ggreenさん! Ggreenさんやないの!」
林檎「どうしてそんな格好してるの?」
Gさん「これですか? 実はFC岐阜ってマスコットみたいなのがいなかったんですよ。だから自分で何かできないかと思って、ドンキで材料を買ってきて」
林檎「ドンキで!?」
農「あそこやね。柳ヶ瀬のあの、金公園の近くの・・・」
Gさん「でもまあこの格好で来た直後に、ミナモがレンタルマスコットに採用されちゃったんですけどね(笑)」
林檎「さっそく存在意義が・・・」
気さくに写真撮影に応じてくれるGgreenさん。普通に喋ってくれます
農「ほ、ほんでもあれやら? 今でも続けとりゃーすってことは、サポーターの反応もよかったってことやら?」
Gさん「ええ、好評ですよ。子供さんとか凄く喜んでくれて」
農「ほっ・・・」
Gさん「でも、子供って飽きっぽいじゃないですか? だから最初は喜んでくれるんですけど、試合が終わる頃にはもう飽きられてて・・・」
林檎「飽きられるの早ッ!」
農「『次の試合には』とかやないんやね。もうその試合のうちに飽きられてまうんやね・・・」
Gさん「だから常に新しい物は取り入れるようにしていますね。たとえばこのツノとか、光るんですけど」
林檎「ほんとだ!!」
Gさん「ベルトのバックルもね。光るんですよ。LEDで」
農「少しずつ改良を重ねることで、今の姿があるんやね」
林檎「じゃあ5月31日はこの『のうりん』グッズでパワーアップしてきてください」
Gさん「わかりました」
パワーアップパーツを受け取ってくれるGgreenさん
みんなと一緒に片付けをするGgreenさん。等身大のヒーローです
林檎「はー・・・声も出してスッキリ」
農「試合が終わって選手たちがスタジアムから姿を消してからも、サポーターやボランティアの人んたぁはゴミ拾いをしたり、横断幕や旗を片づけたりと、やることがいっぱいあるんやよ?」
林檎「えらい!」
農「サッカーの試合は、こうしたサポーターやボランティアの人んたぁがおって初めて行えるんやね。やもんでゴミの分別とか、可能な限り協力してもらえると嬉しいです」
林檎「片づけた横断幕とかはどうするの?」
農「こんな感じで箱に入れて、持って帰るんやね」
林檎「持ち帰った人が保管して、次の試合に持って来るの?」
農「ほーです。雨に濡れたら近所の公園とかに広げて乾かさなかんし」
林檎「乾かすんだ!? 平日でしょ!?」
農「やもんで、仕事の始まる前とか、昼休みとかに・・・」
林檎「大変ね・・・」
農「アウェイの試合の前には、誰がどの旗とか横断幕とか持って行くか、試合後に集まって相談したりするんやよ?」
林檎「サッカーって、いろんな人に支えられてるのね・・・」
農「テレビやネットで中継を見るだけやと、こーいった面白さは味わえんでね! ぜひ5月31日は長良川メモリアル競技場に足をお運びください!!」
林檎「他のアニ×サカの試合もよろしく~」
農「4月11日は味スタで東京ヴェルディ対FC岐阜のコラボマッチがあるでね!!」
詳しいイベント内容はこちら
話題の岐阜バスマスコットあゆかちゃんと会えるのはFC岐阜の試合だけ!
4月11日は作者も味スタへ応援に行きます!
次回更新は5月10日頃を予定しています。
by thurinus
| 2015-04-10 20:00
| SS
若旦那の中に(袋の中が作者)
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